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| 平成9年7月、指定ルート以外は、入山禁止、平成10年には、地元漁協に漁業権を与える代償として赤石川、追良瀬川、笹内川、大川の各源流部を禁漁とすることが決定した。 白神の自然保護は、人間を排除することではなく、むしろ白神から学び白神とともに生きるところから生まれるものであると頑なに信じている私たちにとって、誠に残念無念である。 「管理計画は一般の人々がそれを利用できるための仕組みを作り上げるためにあるべきです。なぜなら、世界遺産を利用することによって人間は自然を理解でき、そこで得られた自然への理解を通して自然を守ろうという人間の連帯が強められるからです」（ユネスコ世界遺産委員会、ﾊﾛﾙﾄﾞ・ｴｲｽﾞｳｨｯｸ遺産計画担当上級専門官） |
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| 真瀬川・三の又沢源頭から白神の盟主・白神岳を望む。新緑に輝くブナの樹海と白色の衣を纏った神々しい白神岳は、５月下旬から６月上旬にしか見ることはできない。しかもこの位置からシャーターチャンスを得るためには、沢を登り、滝を高巻き、猛烈なヤブを突破しなければならない。 | 苔蒸したブナの巨木。源流の岩魚を追えば、必ずブナの原生林の真っ只中にいることを知るはずだ。岩魚を釣りたければ、ブナの原生林を探すのが一番だ。秋田県藤里町岳岱風景林は、最も気軽に白神のブナ原生林を見ることができる唯一の場所である。とにかく、豊潤な空間と苔蒸したブナ林が素晴らしい。 |
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| 白神は、世界一のブナ原生林が残っている。だからこそ、野性味溢れる岩魚の宝庫。白神は、森の素晴らしさを教えてくれる「生きた学校」でもある。 | 採ってくださいと言わんばかりのキノコの芸術品。（大川源流にて） |
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| 僕の岩魚狂いは、白神から始まった。赤石川源流上二又、岩魚は源流での唯一のご馳走。それだけに、この森と岩魚を守りたいという愛着が湧いてくる。 | 左下が白神の妖精・トガシショウマ。右上が黄金のリュウキンカ。（白神山地・追良瀬川源流の山野草と尺イワナ） |
世界自然遺産・白神山地は、私たちに不思議な力を与えてくれる神の山です。
白神源流ｱﾙﾊﾞﾑV 白神山地入山禁止問題を考える |
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