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NO.2

 札幌市在住、「世界の岩魚を愛する釣り吉」こと池田さんから驚きの写真をいただきました。手に余る大アメマス・・・もっかホームページ開設に向けて準備中とのこと。その写真は自作のページで公開予定・・・大いに期待したいと思います。「私の人生は岩魚とイトウを中心に時計が回っている・・・自分にとって、岩魚は、生きる原動力であり、人生の励みになって、心の支えになっています」とのコメントは、私の人生とまるで重なっているようで妙な親近感を感じました。池田さんにお願いをして「いただき写真館」に掲載する画像とコメントをいただきました。私のコメントも含めてご紹介します。

 北海道道南に位置するA河川での出来事です。季節は、10月中旬。
 北海道のアメマスが遡上する時期は、川の勾配と規模により、遡上時期が異なります。このA河川は、比較的勾配が緩く、小規模な河川でありながらも、アメマスの遡上量が多い数少ない河川と言えるでしょう。

 この日も仕事をさぼり、現地へ向かった。「会社の休暇届け」に、アメマスの調査と記載。会社は、呆れていた・・・AM5:00、河口に到着。時期になると、アメマスが必ず溜まる個所を、忍び足で覗いてみる。期待どおり、そこには、数十匹の固体。40〜70センチクラスのアメマスが、大型を筆頭に、三角形のスクランブルをつくり定位していた。そこでは、竿を出さず。ここから2キロ上流地点のプールを目指す。この河川は、道内でも、ヒグマによる被害が最も多く、猟友会の間でも、一目置かれた地域となっています。

 河口から遡上し、1時間40分。目的のプールに到着。偏光グラスから覗える、そのプールには、数えて33匹のアメマスが定位していた。毎年見慣れた光景なのですが、竿を持つ右手は、緊張で震えが止まらない。

 イクラを付けたその竿に、3投目で、反射的に針をくわえた、その瞬間、竿先が水中に突き刺さる。その後、強引に手元まで引き寄せ、ネットにランディングする。計測すると57センチある雌のアメマスでした。

 これから上流、魚止めの無い、ナメ滝を目指す。途中、薄い赤色に染まった婚姻色のアメマスを横目にしながら、2時間30分経過。最終目的地のナメ滝に到着。滝から10b程下流地点から、背びれを出し、掘りを起すアメマスの姿が、目に飛び込んでくる。滝の高さは、3b程度、深さも1b40a程で浅い。それよりすぐ上流にも、岩魚が存在することから、遡上可能な滝であることが、判断できよう。

 このA河川は、ヒグマのおかげで、生息地が守られたと、言っていいでしょう。しかし、河口では、刺し網を仕掛ける違法者が後を絶ちません。

コメント:10月中旬の北海道と言えば寒いだろうな。でも産卵で遡上する大アメマスの世界は、ぜひ一度覗いてみたいと思っていました。プールを覗いただけで33匹の大アメマスを確認できる・・・竿を持つ手が震えるなんて夢みたいな羨まし〜い話です。これじゃ人生狂うのも容易に理解できます(笑)。
 北海道で、ビバーク釣行できる河川は、数えるだけとなりました。毎年三泊四日で行く岩魚釣行で、欲求を満たしてくれる唯一の楽園です。 

コメント:北海道の渓流釣りは、ヒグマのテリトリーにテントを張らず、日帰り釣行が常識。毎年、日高の沢巡りをしているが、泊らないと辿り着けない奥地で出会うのは沢登りのパーティのみ、釣り人に出会ったことがなかった。そんな常識破りの岩魚馬鹿が北海道にも実在することに心底驚かされた。画像の印象は、流れの透明度の高さ、開けて明るい渓、前方に見える尖がった山が印象的だ。
 北海道、一瞬の夏を満喫する。

コメント:北海道の夏・・・こうした大淵を下るにはやっぱり泳いで下るのが一番安全でスピーディ。けれども、東北と違って、暑い夏以外は震えが止まらなくなるほど冷たいので注意が必要。
 この年は、道内の夏としては、稀に見る猛暑。気温34度ある中での遡行は、身にこたえる。

コメント:北海道の渓は、開けているので直射日光をまともにくらってしまう。できるだけ水の中に入って遡行するのが快適。しかし、連続する大函に出会えば、どうしてもヤブこぎを強いられる。暑い夏は、これが一番ツライ・・・。
 北海道唯一、陸封型の大岩魚が残された河川だった。私が、青春時代の大半を過ごした、思い入れの深いQ河川。

コメント:緑が深く、点在する大岩が苔生している。開けた渓とは明らかに異なる渓相だ。どちらかと言えば、東北の源流に近い渓相で、陸風型の大岩魚の匂いがプンプンするのだが・・・こういう素晴らしい渓を歩いてみたい。
 毎年春になると遡上してくるイトウ。92aありました。その後、水の中へもどす。北海道、僅かに残された、数少ない河川の一つです。

 北海道でしかお目にかかれないイトウ92センチ・・・涎がでそうです。
 ザックから開放され、キャンプ設営。釣り仕度を急いではじめ、上流を目指す。

 いいテン場だね。こんなに緑が深いテン場・・・日高では見たことないね。魚だけでは、人生を狂わすに値しないだろう。北海道は、ヒグマが生息する原始的な大自然、その奥深くにエゾイワナやオショロコマが生息している。その懐の深さと原始性があるからこそ、人間は、人生を狂わされるのだと思う。ぜひ北海道の山釣りの世界を極めてほしいと願う。

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