1.世界遺産白神山地とは  2白神山地森林生態系保護地域設定に至る経緯 
3.遺産地域決定の経緯 4.入山規制問題論争集  5.世界遺産登録から1年の新聞記事から 
6.管理計画見直しを求める署名運動の概要と結果  7.見直しを求める要請書全文  
8.白神を巡る真の問題は何か  9.白神に学び、白神とともに生きる


白神山地世界遺産地域管理計画の見直し
を求める
要請書署名運動の概要と結果について


1.
要請の内容及び秋田・源流釣友会の考え方

  • 白神山地が青秋林道の建設やブナの伐採から守られたのは、わが川と山を守る運動として地元の人たちが立ち上がった結果です。平成9年6月に発表された「白神山地世界遺産地域管理計画」では、「入山禁止」あるいは「指定ルート以外の入山禁止」、さらには焚き火、山菜・キノコ採取などを禁止としています。白神の山と渓谷を守るということと、人が今まで山を利用してきたことと何ら矛盾するものではありません。むしろ、白神とともに生きてきた共生の文化を守る運動として、管理計画の見直しを求める署名運動を全国的規模で展開してきました。

  • 秋田・源流釣友会としての考え方は、「白い神々の棲む山、白神に学び、白神とともに生きる」の論文をお読みください。

  • 要請の内容は、「白神山地世界遺産地域管理計画の見直しを求める要請書」を参照願います。

  • 青森県の団体・白神市民文化フォーラムの考え方は、世話人 村田孝嗣さんの「白神山地をめぐる真の問題は何か」を参照願います。
  • 要請及び署名呼びかけ人は、自然保護団体、渓流釣り団体、登山団体、市民グループ、漁協など従来になく幅が広く43団体にのぼっています。運動の成否は、中央の団体と地元の団体が一体となることが不可欠です。我が秋田・源流釣友会は、ふるさとの山・白神を愛する団体として、日本渓流釣連盟及び渓のネットワークと連携しながら呼びかけ人となって署名運動を展開しました。

2.署名の全国集計結果及び要請行動

林野庁長官あて 白神山地世界遺産地域連絡会議あて
全国 30,603名 32,036名
秋田・源流釣友会 5,474名 5,250名
秋田・源流釣友会の署名にご協力いただいた5千名を越える皆さん、ご協力ありがとうございました。また、全国三万人を越える仲間の皆さん、地元の団体として心より敬意と感謝を申し上げます。
今後も白神を愛し、白神の文化と渓流釣り文化を次の世代に引き継ぐためにご協力をお願いします。
 白神山地管理計画の撤回と見直しを要請する署名運動に取組んできた吉川栄一さんらは、平成10年3月6日に林野庁経営企画課、同4月17日に青森県庁に設置された世界遺産連絡会議事務局へ署名を手渡し、検討を迫った。
 「昨年の要請で秋田県側には反対の声はないと言っていたが、米代川流域から6千人の署名が集まっている。声なき声を反映する民意が存在する。ご一考ください」

 こうした全国規模の署名と要請行動にもかかわらず、世界自然遺産地域の核心部を流れる追良瀬川、赤石川、粕毛川(世界自然遺産登録と同時に禁漁)が禁漁、さらに一部の源流部が核心部となる大川、暗門川、緩衝地域である笹内川の上流部さえも禁漁となった。

 地元の漁協は、源流部のイワナの保護と増殖に対して何一つ貢献していないにもかかわらず、超法規的措置で白神山地のほとんどの沢を禁漁とした。
 これまで源頭放流とイワナの保護に取組んできた優しき釣り人や地元の人々は全て排除される結果となったのである。

 聖域に棲む天然イワナと広大なブナ原生林に魅せられ、この素晴らしい白神山地を次の世代へ残したい、と想い続けた地元の人々や釣り人たちの熱き想いを考える時、「こんな馬鹿げたことがあっていいものか」と怒りさえ感じます。
 秋田・源流釣友会は、白神を愛する地元の団体として全国の仲間とともに、「白神の共生の文化と渓流釣りの文化」を守るために、これからも行動していきたいと思います。

1.世界遺産白神山地とは  2白神山地森林生態系保護地域設定に至る経緯 
3.遺産地域決定の経緯 4.入山規制問題論争集  5.世界遺産登録から1年の新聞記事から 
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8.白神を巡る真の問題は何か  9.白神に学び、白神とともに生きる

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