釣り人の特権、この上ない旬の食材

 釣ったら美味しく食べる、それが釣りの基本。ゲームフィッシングとは言うものの、アウトドアの真髄、サバイバルの一環としてバスを料理し食べることもできないようでは話にならない。生臭い、面倒臭い、食わずにマズイ、魚もさばけない、殺すのは可愛そう、魚料理ができない・・・そんな人は釣る資格なし、と思うのだが。特にブラックバスは、在来種を食い荒らす害魚として、キャッチ&リリースの禁止が増えつつあるだけに、キャッチ&クッキングを強く推奨したい。

5月13日、まずは、旬の食材を釣らねばと八郎湖に出掛けたが、先週とは大違い。水位が圧倒的に高く、水に入るとすぐ腰まで達した。さらに、風も強く最悪のコンディション。 仕掛けは白のワームにガン球を付け、なるべく底を探るようにゆっくりリーリーング。ポイントは、移動しながら、ゴロタ石やアシ周りを攻めて、やっとゲット。上の写真は36cmのオオクチバス。
午前中で何とか尺上を4尾ゲット。釣ったらすぐに殺してしてはイケマセン。美味しくいただくためには、必ず生かしたままキープしなければならない。網袋に入れて、水の中にデポすると、何時間でも生きている。 パンパンに膨れていたいたバスの腹を裂いたら、美味しそうな卵が出てきた。4尾のうち2尾がメスだった。
まず、腹を裂き、内臓を取り出してから三枚におろす。イワナに比べたら、同じ淡水魚かと疑いたくなるほど生臭い。その犯人は、バスの皮である。これさえ剥げば、白身の魚に変身する(骨を捨てるのはもったいないので、焼いて犬とネコに食べてもらった)。
まず生のまま皮を剥ぎ取る。これは、はっきりいって難しい。皮に身が付き、なかなかうまくできない。丁寧にやれば、皮を剥ぐことはできるのだが、素人が何匹もさばくとなれば実用的ではない。
熱湯に入れ、軽く煮てみた。すると簡単に皮を剥ぐことができた。手の爪で皮を擦るようにやると、簡単にできる。皮をとってしまえば、生臭さもなく、実に美味そうだ。
左が天ぷら、右が空揚げだ。ともに臭みもクセもなく、これがあの生臭いバスか、と疑うほど美味い。それもそのはず、スーパーで売られている魚より、遥かに鮮度がいい。ついさっきまで生きていた魚、その旬の食材で作る魚料理こそ、釣り人の特権だ。他にムニエル、塩焼き、煮つけ、刺身(水のきれいなところのバスに限られる)も簡単で美味いらしい。どんな料理にも合うバス料理。バサーの皆さん、食糧危機が訪れたらキャッチ&リリースだけでは生きていけません。釣りの技術をがあるのなら、ぜひキャッチ&クッキングにも挑戦してほしい。
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