日高横断道「凍結」、事実上の中止決定!! 2002.12.13
ご協力ありがとうございました・・・


日高横断道路中止を求める署名にご協力を
「日高横断道路建設中止」署名用紙、FAX、郵送先
第一次集約は2002年12月末です。ご協力ください。

 日高横断道路は、日高最後の秘境と呼ばれる日高山脈の核心部をトンネルで貫き、静内川源流と札内川七の沢を結ぶ延長約100キロ。かつて莫大な資金を惜しみなく注がれたことから名付けられた黄金道路、さらに浦河町と大樹町を結ぶ天馬街道も開通している。日高に魅了され、日高を愛する釣り人の一人として、できることなら日高横断道路の建設を中止し、「奥深い原始的自然、最後の秘境」として残してほしいと願っている。皆さんも、職場を離れ、利害を越えて考えてほしい。自然を愛する釣り人の一人として・・・。
 世界自然遺産・白神山地との出会い以来、原始的な山を探し求めてあちこち彷徨い続けてきたが、久々に心動かされ、ついにめり込んでしまった山と渓谷が、実は日高山脈であった。なぜなら登山道があるのは、ポロシリ岳などほんの一部に限られ、ほとんどは獣道や沢を歩くしかない原始的な自然が広大に残された奇跡の山だったからである。

 中でも日高最後の秘境と呼ばれる地域は、静内川源流部一帯だ。静内方面から源流あるいは日高の山々を目指すとすれば、アプローチが極めて長いのが特徴だ。静内川上流部は、水が冷たく流れの透明度もすこぶる高い。その太い流れには、北の渓魚たちが群れている。ひとたび、ヒグマや長い函、深い激流、悪天候などに遭遇すれば、恐怖を覚えるほどだが、それだけに魅力に溢れた原始境である。

 その日高最後の秘境と呼ばれるど真ん中を貫通する道路が「日高横断道路(道道静内中札内線)」だ。北海道の釣り人からメールが届いた。今、その建設計画の見直し・中止を求める問題が大きな山場を迎えているとのことだった。

 北海道自然保護協会では、日高横断道路建設の中止を求める署名運動を展開しています。良識ある釣り人たちのご協力をお願いできれば幸いです。
日高横断道路の概要と経緯、私のコメント
静内町から中札内村を結ぶ延長約100キロ
路線は、静内川源流コイポクシュシビチャリ川からカムイエクウチカウシ山とコイカクシュサツナイ岳間の主稜線の地下を長大トンネルで貫通させ、札内川七の沢に至るルート。

コメント・・・この建設計画を初めて知ったのは、北海道遠征を開始した今から8年前のこと。札内川源流を目指し、当時車止めだった札内川七の沢までくると、物々しい工事現場を目のあたりにした。聞くところによると、静内川と札内川をトンネルで貫通させる日高横断道路の建設だという。「何で?」という疑問が真っ先に頭をかすめた。というのも黄金道路のほかに、浦河町と大樹町を結ぶ国道236号線・天馬街道が開通真近だったからである。だから日高横断道路の必要性は、ど素人の私でさえ全く感じられなかった。道路が全くない原始的な自然が残る日高に憧れてやってきた者にとって、失望の念は隠せなかった。

1984年(昭和59年)着工、当初工期は15〜20年。とすれば18年経過した現在完成してもいい時期だが、現地の険しい地形に阻まれ、これまで420億円を投じたものの、いまだ進捗率は半ばに達せず、完成の目処さえたっていない。

コメント・・・私たちも連続8年、静内川上流に行けるかどうか、問い合わせや現地に出掛けているが、急峻な地形のため毎年土砂崩壊、災害が繰り返され、ペテガリ山荘までも行けない状況が続いている。それだけ地形・気象条件が厳しく、莫大な工事費がかかるであろうことは容易に想像がつく。仮に完成したとしても、交通量は少なく莫大な維持管理費に悩まされるだけだろう。

今後さらに、800億円、20年以上の歳月を要するとのこと。
北海道知事は、本年6月、本件道路の建設を「一度立ち止まって考え直す」との考えを表明した。

戦後日本の復興のために設けられた開発道路は、既に役割を終えている。今や国も都道府県も財政がピンチ、無駄な公共事業の見直しが続いているが、できることなら真っ先に「日高横断道路の中止」と「日高山脈の広大な原始的自然は後世に残す」勇気ある決断をしてほしい。その英断を導くためには、できるだけ多くの方々の賛同が必要なことは言うまでもない。署名なら誰でも気軽に参加できる。皆さんの切なる声を届けましょう。
「日高横断道路建設中止」署名用紙、FAX、郵送先
 詳細は、社団法人北海道自然保護協会
 パンフレット・署名簿の取り寄せはこちらへnchokkai@jade.dti.ne.jp


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