▼ヤマワサビと岩魚 岩魚の刺身の薬味と言えば、渓流に自生するワサビに勝るものなし 純和風の香辛料、現地調達の薬味として珍重される ワサビ採りは、白い花が咲く5月中旬〜6月初旬頃が旬 |
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▼ヤマワサビ 湿った渓流沿いの斜面に自生し、岩魚釣りではお馴染みの山菜 葉柄が長く、つやのある丸いハート形が特徴 全草に辛味があり、全草食べられる しかし、根絶やししないためにも、根を残すよう心がけたい 茎の太いものを選び、間引くようにナイフで根際から刈り取る 天然ワサビ田なら、あっという間に買い物袋一杯になる |
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▼木漏れ日を浴びて咲く白花の群れ 山野草としても格好の被写体になる 長い茎の先端に白い小花を多数、総状花序につける 春の清流を象徴する山菜・山野草の代表格 |
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▼ワサビの根 根は太いものを慎重に選び、数本だけ採取する ヒゲ根を取り除き、包丁で根の表面を丹念に削り落とす すりおろすと、天然ワサビ特有の粘り気と鼻にツンとくる独特の辛味がある 近場のワサビは、根が細く利用価値はほとんどないので茎葉のみを採取する |
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ガイドブックでは、「山の水が綺麗な渓流沿いに生える」と書かれている しかし、奥山の清流ならどこでも生えているわけではない 特に花崗岩の岩場が続くようなV字谷では、稀にしか見ることができない |
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▼ワサビ開花初期の風景 渓流沿いに大きな群落を形成するヤマワサビ 茎の丈は短く葉も小さい。白い小花は咲き始めたばかり |
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▼天然ワサビ田が広がる斜面全景 生えている樹木は湿地を好むサワグルミ林 沢沿いには、残雪があちこちに見える。豪雪の凄まじさを物語る。 沢付近は緩い傾斜だが、次第に斜面がきつくなっている。 手前に湧水が流れる小沢のとおり、一帯の斜面は山から滲みだす湧水で 湿り気を帯び、ヤマワサビが自生する最高の条件が揃っている。 |
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▼ワサビ田のアップ 急な斜面より、沢近くの湧水末端部に極上のワサビが自生する 沢の音を聞きながら、緩い傾斜部に群生するワサビを刈り取る 石がゴロゴロした隙間に根を張るワサビは太い 根の採取法・・・露出した根の太さを手で慎重に確認し、太いものだけ数本選び引き抜く |
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▼沢沿いの平坦な湿地に大群落を形成するヤマワサビ 天然のワサビは、湿地斜面だけでなく、 しばしば写真のような沢沿いの平らな湿地斜面にも群落を形成する 沢沿いを歩いているだけでは、伸びたフキなどに隠れて見逃す場合が多い |
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▼苔蒸す小沢に自生するワサビ・・・丸いハート形の葉がワサビ | |
▼岩魚とワサビの楽園・ワサビ沢全景 谷は、適度な落差を持ち、蛇行を繰り返しながらゴーロの階段が続く 雪解けと両岸から滲み出す湧水を集めて奔流となって流れ下る |
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▼清流とヤマワサビ・・・開花最盛期 春の強い陽射しを浴びて白い花をたくさん咲かせる 岩魚を釣りながら遡行していると、こうしたワサビの白い花の群れに出会う |
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▼天然ウド畑 雪崩斜面に顔を出したウド群落 この沢は花崗岩のV字渓谷で、ヤマワサビはほとんど自生しいていない |
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▼ゼンマイとシラネアオイ | |
▼オオカメノキ(ムシカリ)・・・新緑のブナ林を白く彩る落葉低木林 | |
▼透明感溢れるワサビ沢に、源流の宝石・岩魚が踊る | |
▼天然ワサビ田が広がる渓の全景 渓畦林の若葉は、萌黄色に燃え、その奥に残雪が点在している 左下から小沢が流入している斜面一帯にワサビが自生している 「岩にむせぶ川瀬の音、梢に鳴る谷風の響きは、何と云う豪壮な音楽であろう。 美しい山に恵まれ、谷に恵まれた大峡谷を辿ることは、とりもなおさず 大自然の歓楽境に遊ぶことである。」(「峰と渓」冠松次郎著) |
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▼全山新緑に包まれた森を見上げ、広角レンズで撮る 「碧空の冴え、日の光り、若葉の色、渓流の響き、小鳥の囀り、 初夏の歓楽に充ちた自然は私等をとりまいて無限につづいている」(「峰と渓」冠松次郎著) |
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